日本タイポグラフィ年鑑について

日本タイポグラフィ年鑑は、1969 年に「日本レタリング年鑑」としてスタートして以来、2021年には36冊目が世に送り出されました。初期は隔年で刊行されていましたが、1991年から毎年出版しています。 作品は広く海外からも一般公募で受け付け、タイプフェイス、ロゴタイプ・シンボルマーク、VI、グラフィック、エディトリアル、研究・実験など10のカテゴリーを設け、会員から選ばれた審査員の厳正な審査により、全応募作品の中から「グランプリ」1点、各部門ごとに「ベストワーク賞」、2018年からは審査委員個人の視点から選ばれた「審査委員賞」が授与されます。

2005年度からは学生部門を設置。さらに2009年度よりこれまで学生部門で最高賞であった「ベストワーク賞」を超える賞として、「学生部門グランプリ」を新設。この賞との出会いを、自身の更なる飛躍や夢の実現の一歩と捉えていただければと考えております。


この年鑑は、当協会の財産であり、海外でも評価の高いタイポグラフィ・デザインの記録です。

 

日本タイポグラフィ年鑑2025


日本タイポグラフィ年鑑2023

 発行:2025年4月

 出品総数:2045点

 入選作品:479点

 デザイナー:オガワヨウヘイ

 編集長:ダンカンブラザトン



グランプリ
『巌より - 袴田さん 獄中からの手紙』朝日新聞 編集局 デザイン部

学生賞グランプリ
『随意書』徐 鈺森/日本大学芸術学部

部門別ベストワーク
●VI ビジュアル・アイデンティティ
『一鸣-Bridsong』馮 永信
『伊藤園 お茶の文化創造博物館』田中 健太郎
『Do』松本 健一
●ロゴタイプ・シンボルマーク
『素道』神岡 真拓
『京』Hong Wei
●タイプデザイン
『丸明25周年デジタルファイル』片岡朗
『しゅうれん かな』舟山 貴士
●グラフィック
『夏芸大』高谷 廉
『イトウ珈琲喫茶室』平井 秀和
●エディトリアル
『WMA Images: Perspectives』Lai Ping So
●パッケージ
『CHIENCHUN 千春祠』杜 磊
●インフォグラフィック
『空襲警報 やまぬウクライナ』朝日新聞 編集局 デザイン部
●環境立体
『かほく市総合体育館サインデザイン計画』大内 かよ
●研究・実験・自主制作
『共生文字』小中 研太
●学生
『富士改富字』調子ちえ/京都精華大学
『指揮体』タン エイテイ/東京造形大学


審査委員賞

『minna no tsukemono』wai ming cheung/VI部門
『イトウ珈琲喫茶室』平井 秀和/VI部門
『美しいHUG!』三上 悠里/VI部門
『JAPONICA ORGANICA』神岡 真拓/ロゴタイプ・シンボルマーク部門
『SML』石原利貴/ロゴタイプ・シンボルマーク部門
『良柳体』Che Liang/タイプデザイン部門
『黒岩静枝 歌手生活60周年』寺島 賢幸/グラフィック部門
『笑ってみよう。いい日になるよ。』安藤 真理/グラフィック部門
『小清水漸の彫刻 1969~2024・雲のひまの舟 ポスター』佐藤 大介/グラフィック部門
『江戸みやげ』松本 健一/パッケージ部門
『竹徳かまぼこ』石川 竜太/パッケージ部門
『TANTAN』山内 稜平/パッケージ部門
『水「清流の国 ぎふ」』笠井 則幸/研究実験部門

審査委員
粟辻美早、小川航司、オガワヨウヘイ、片岡朗、小玉文、茂村巨利、杉崎真之助、高田雄吉、高橋善丸、中野豪雄、ニコールシュミット、八十島博明、深沢夏菜(ゲスト審査委員)
 

日本タイポグラフィ年鑑2025誤掲載について お詫びと正誤▶




 

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